なぜ染めないの?老けて見えるよ。
そんなふうに言われると、「何歳に見える?70くらい?」って聞いたりします。私は61歳。10月に62歳になります。60になった時くらいから、染めるのをやめました。今は、白と黒が混じっています。(ちょっと前は、染めていた色が残っていて、三毛でした。でも、まぜまぜの三毛だから、猫ちゃんのようにはなりませんでしたが)。やっと自分の色になって嬉しいなと思っていました。
内館牧子さんの小説「すぐ死ぬんだから」の中で主人公は、見た目をとても大切にする人。年取った自分を放棄しない。素敵な老人になることに力を注いでいる人。
構わなくなった同級生を見るたび心の中で「嫌だ嫌だ」って思うような人。
40代のお嫁ちゃんが、画家気取りでいつもヨレヨレのトレーナーを着ていることにも眉を顰めていました。
それぞれの価値観で生きているんですよね。頑張って若い自分を作り出すのも、今更綺麗にしたって意味がないと思うのも価値観の一つ。でも、なんだか相手が気に入らない。だからあなたはダメなのよと言って、自分を落ち着かせているように感じました。それは、綺麗な姿の人も、姿形に構わなくなった人も、画家きどりでヨレヨレを着ている人も同じこと。
着るものや、食べるもの、住むところは、その人に強い影響を与えますね。それだけで、その人が決まるわけではないけれど、その人も知らないうちに染まっていくというか・・・。それも本当だと思う。
衣食住足りて礼節を知るっていうけれど、確かに。自分の意識を超えて自分を作っているものだろうな。
ならば、白髪がわるいのではない。
私の白髪が礼節に反しないかどうか(相手に対する慎み?のこと)、自分の生き方にとってどういう意味があるのかを自分が知っていることが大切なのかも。
年齢を重ねることに、敬意をいただいているので、白髪は私の勲章のようです。60年以上も生きてこられたという証、命をありがとうという感謝の気持ちです。
やっぱり自信を持って白髪にしていよう。